私達の仕事(OUR WORKS)
企画書:台湾バイヤー試食商談サポート ― サンプルの正規輸入から、売場バイヤーへの提案、店頭テスト販売まで

日本の食品を台湾で売りたいとき、最初に知りたいのは「台湾の売場は、この商品を仕入れたいと思うか」です。弊社は、ある自治体の事業に向けて、地域の米の加工品を台湾へ運び、小売店のバイヤーに試食してもらって取引の意向を確かめる企画書を作成しました。弊社はこの進め方を「バイヤー試食商談」と呼んでいます。
まず、サンプルを正規の手続きで輸入します。中国語のラベルを作り、輸入申告と食品検査を済ませ、関税を納めます。日本産食品は2025年11月から産地証明と放射性物質の検査報告が不要になり、手続きは軽くなりました。輸送中は温度を記録し、梱包の前後と到着時に写真を撮ります。検査で荷物が留め置かれる場合に備えて、日程には余裕を持たせます。旧正月の前後は店舗が忙しく、訪問の約束が取りにくいため、時期も早めに決めておきます。

次に、有機・自然食品の専門店、百貨店系スーパー、高級・日系スーパー、ドラッグストアの4系統から、系列の異なる2店舗を選びます。商品資料と販売予定価格を事前に送り、バイヤーを訪ねて試食してもらいます。聞くのは、取引の希望と条件(価格、ロット、納期)、価格への評価、味と量の感想、パッケージと表示への意見、改良してほしい点です。価格は、卸価格に輸送費、関税、税金、小売の利益を積み上げた、実際の店頭価格で示します。価格を示さずに感想だけを聞いても、発注の判断にはつながらないからです。

見落としやすいのが表示です。日本で使っている健康効果の表現には、台湾では医療効能にあたり使えないものがあり、違反すると高額の罰金になります。ラベルと販促物は事前に確認し、使える言い方に置き換えます。
ビジネスサポートの観点からは、二段階で進めることをお勧めしています。第1段階はバイヤー試食商談、第2段階は反応の良かった売場での店頭テスト販売です。店頭では週末を含む2日間、試食販売を行い、店のレジで実際に販売して、消費者20名以上から購入の意向と許容できる価格を聞きます。バイヤーの反応を見てから売場と条件を決められ、提案から店頭販売、結果の共有までを同じバイヤーと進められるので、発注につながりやすくなります。

弊社が担当するのは、ラベルの作成、輸送の手配と温度の記録、輸入の手続き、店舗の選定とバイヤー訪問、通訳、店頭での実施、日本語の報告書です。これまでに、県産の果物を高級スーパーの店頭販売につなげた例や、健康食品で代理店契約と納品を実現した例があります。
台湾での販路開拓をお考えの企業・自治体・団体様は、ぜひご相談ください。通訳・市場調査・ビジネスサポートのご依頼をお待ちしております。
